家の顔である玄関はすべての運の入口で、家の運を決定する場所です。

良い人も悪い人も、かならず玄関から訪問してきます。

つまり、良い気も悪い気も玄関を通してはいってくることにほかなりません。

まずはここを整えて、明るく整理整頓することが必要です。

旺気(おうき)と呼ばれる最も強いエネルギーを玄関から呼び込むことで、
金運や健康運など、よい運がたくさん舞い込むようになります。

照明は明るく

玄関は単に家の入口であるだけでなく、金運の入口でもあるのです。

訪れた家の玄関が明るいと、「この家に来てよかった」という気持ちになりますが、
玄関が暗い家は陰気な感じがして、「早く帰りたい」と思うものですね。

金運だって同じように感じるものなのです。

金運をアップさせたいなら、まず家の玄関を明るくせよ、これに尽きます。

トイレ同様、最低でも雑誌や新聞がらくに読める程度の明るさは確保してください。

玄関が暗い場合には丸いライトをぜひ置いてください。

太陽のように光り輝き、金運を呼び込んでくれます。

日中でも電気をつけておいたほうがよいでしょう。

下駄箱は玄関の左側に

風水では自宅の左手に山があることが、財運を運ぶ地形と考えられてきました。

現代に置き換えると、部屋の中から見て、
玄関の左側の印象を強くすることでそれと同じパワーを呼ぶことができます。

下駄箱や絵画、植物などは左側に置きましょう。

玄関の右側に下駄箱を設置すると、
下駄箱が大きければ大きいほど金運がダウンし、より多額な出費がかさみます。

もし、あなたの家の下駄箱がビルトインで玄関の右側に備え付けされているなら、
左側に大きめのオブジェを置き、左右差をなくしましょう。

天井まで高さがあるシューズクローゼットは壁とみなすので、右側にあっても大丈夫です。

下駄箱の上には花を

玄関には一年中、花を絶やさないようにしてください。

下駄箱の上に花や植木を飾ると幸運が舞い込んできます。

その場合、必ず布かレースの花瓶敷きを使い、
下駄箱の上に直接花瓶を置かないようにしてください。

玄関はやってくるエネルギーや人に対して、
「ものを大切に扱いますよ」という態度を示す最初の場所です。

敷物も準備されないところに人は来たがらず、訪れる幸運は小さなものばかりに限定されてしまいます。

また、よくドライフラワーを飾っている家がありますが、ドライフラワーは花の死体。

空間の空気を枯らし、「旺気(おうき)」が入らなくなるので、すぐに処分しましょう。

玄関の右側に大きめの鏡を

風水的に見ると、玄関には「広さ」が必要です。

どんなに部屋の中に風水を施しても、玄関が狭いと大きな幸運が入りにくく、
いざ入ろうとしても狭くて大変です。

玄関の面積が狭い場合は、大きめの鏡を使って空問を広げましょう。

鏡は、家から見て左側に置けば地位や名誉が上がり、右側なら現金が入ってきます。

真正面に置くと凶運をはねのけてくれるのですが、同時に「旺気(おうき)」も跳ね返してしまいます。

どうしても鏡を移動できない場合は、正面の鏡の前に観葉植物を置くか、布でカバーをしましょう。

玄関から見える窓は金運を逃がす

玄関を開けると、正面に窓が見える家を、風水では「漏財宅(ろうざいたく)」と呼びます。

文字通り、財産が漏れてしまい、お金がたまりません。

この場合、玄関と窓のあいだを衝立や家具などで仕切るようにしましょう。

見えないようにすることが重要ですから、透ける素材ののれんやすだれでは効果が薄くなります。

さらに、衝立の手前に観葉植物を一対置くと、お金の気の循環が活発になります。

また、窓には重量感のあるカーテンやブラインドをつけるといいでしょう。

傘立ては玄関の外に

雨で濡れた傘には陰の気がこもります。

いちばんよいのは、白い陶器製の傘立てに入れて、家の外に出すこと。

晴れている日には、傘立てを玄関内に入れておいてもかまいませんが、
月に一度くらいは玄関の外に出すようにしてください。

外からの厄を落とす玄関!とにかく掃除と整理整頓を心がけて

外からの気を入れる場所が玄関だということは、よい気だけでなく、悪い気も入れてしまう可能性があります。

玄関に問題があると、外からの厄を落とすことができずに、そのまま家に持ち込んでしまい、
運気をダウンさせることになります。

運気を呼び込む玄関にするには、いつもきちんと整理整頓を心がけ、清潔に掃除をしましょう。

汚れた靴を脱ぎっぱなしにしていたり、必要でない履き物が置いてある玄関だと、運気がダウンしてしまいます。

ぬいぐるみや人形なども、旺気を吸い取ってしまう力がありますから、なるべく飾らないようにしてください。

たたきが汚れていたり、たたきに物が置かれているのも、厄が落とせないだけでなく悪い気を呼び込みます。

余計なものはいっさい置かないよう、日ごろから整理整頓を心がけましょう。

特にたたきが狭い玄関は、厄もたまりやすいので注意が必要です。

毎日たたきを水洗いするよう習慣づけてください。